楽器文庫

ギターやドラム、アーティストなど音楽に纏わる記事を書いています!

ネックが反る原因とは?!トラスロッドの仕組みと使い方

 数あるギターパーツの中で、一見見ることができないけれどとても大事な存在である『トラスロッド』

今回はそんな縁の下の力持ちたる『トラスロッド』について、掘り下げていきたいと思います!

 

目次

f:id:ame_fure:20191026223219j:plain

中に組み込まれてる鉄の棒がトラスロッド

 

 トラスロッドとは?

『トラスロッドとは』ギターやベースのネックに中に組み込まれた金属の棒のことです。

役割はネックの強度を高めて、ネックが反ってしまわないようにしてくれています。

 

◆ネックが反ってしまう理由

ギターは弦の張力(40㎏~70㎏の負荷)が強いので、ネックが張力に負けてだんだんと反ってきてしまいます。弦はパツパツに張るのが当たり前のなのでネックに掛かる負荷は相当なものになってしまうのです。

 

 それを少しでも軽減してくれているのが『トラスロッド』なのです。

 トラスロッドの種類

そんなトラスロッドの中にも、

『ノン・アジャスタブルタイプ』アジャスタブルタイプ』の2種類に分かれています。

 

「アジャスト」が「調整」と言う意味なので

 

『ノン・アジャスタブルタイプ調整機能はないいわゆるただの鉄心

 

アジャスタブルタイプ』はネックが反ったときにこのトラスロッドの先端(下画像赤丸)についた調節ネジを回すことでトラスロッド自体を動かすことができ、ネックの反り具合を調整できるようになっています! 

アジャスタブルタイプのトラスロッド

アジャスタブルタイプのトラスロッド

ヘッド側に調整する穴が出ていることが多いですが、カバー(ロットカバー)がしてあり一見見えないものや、『エンド・アジャスト』と言うネックのお尻の部分に調整する穴があるタイプもあります。

 

◆アジャスタブルタイプを簡単に説明

ネックの反り具合を調整とはどうゆうことかというと・・・

f:id:ame_fure:20191026214128p:plain

トラスロッド自体が反れるようになっている

 

図のように、ネジを回すことで中のトラスロッド自体が反れるようにできています!

アジャスタブルタイプの更に詳しい説明は後述しています。

「アジャスタブルタイプの説明」へ

 

ネックが反ると何がいけないのか

ネックが弦の張力に負けて反ってしまうと弦高(弦と指板との距離)が高くなってしまいます。

弦高が高くなってしまうと演奏する際に弾きにくくなり、弦がビビり(雑音)を起こしたり音程がくるってしまったり、演奏性だけでなく音にも影響が出てきてしまいます。

 

アジャスタブルタイプのトラスロッドが入っていない場合、一度反ってしまうと治りません。

ネックを丸ごと交換するか、ギター自体をもうおさらばしなくてはいけなくなります。

 

しかし、アジャスタブルタイプのトラスロッドの調整には、熟練の技術が必要です。。

ギターを壊しかねないので、絶対にお店やメーカーに頼みましょう!

 

アジャスタブルトラスロッドの種類

 

『アジャスタブルトラスロッド』(動かすことのできる方)には更に2種類に分かれます。

 

『デュアルアクションロッド(ダブルアクションロッド)』 2way 

Fenderでは、『バイブレックストラスロッド』といいます)

『シングルアクションロッド』 1way 

 

この違いは、反ることのできる向きが、

 

デュアルなら、順反り、逆反り2つとも対応

シングルなら、反り、のみ対応   という違いです!

 

f:id:ame_fure:20190914140145p:plain

上の向きの反っているのを『順反り』

下の向きに反っているのを『逆反り』と呼びます。

 

なんだ~じゃあデュアル一択じゃねぇか。

 

いえいえ、デュアルにもデメリットが存在するんですよ!

デュアルトラスロッドのデメリット

0から、+にも‐にも反ることのできる『デュアルアクショントラスロッド』ですが、

シングルに比べるとやはり、太く、重くなってしまいます。

やはりネックの中の金属部分の割合が増えることにより音にも影響してきてしまうのです。

 

またデュアルトラスロッドは、シングルより動きの幅が大きいためネックに組み込む際の溝をシングルよりも広く掘らなければなりません

それにより、ネックに伝わる振動が伝わりにくくもなってしまうのです。。

 

デュアルタイプは、音の鳴りに関しては、あまり良くないのが現実です。

 

しかし両反りにも対応しているのは大きなメリットで、気候が激しく変化するような日本では、湿度や温度によって、逆反りすることは少なくなく、捨てるに捨てきれない便利な機能なのです!!

 

ちなみに昔は、トラスロッド自体が入ってないのもあったようですし、トラスロッドが引っこ抜けて、表裏入れ替えることにより両反りに対応できるものなどもあったそうです!

 

デュアルトラスロッドのデメリットのまとめ

  • トラスロッドが太く重くなってしまう
  • ネックの中の空洞部分や金属部分が増えてしまう
  • 上記の理由によりネックの振動に邪魔が入ってしまい音が悪くなる

人気のKTSの補強材とは?

ネックに組み込まれるのは、トラスロッドとは別に、+で補強材が組み込まれているギターもあります。

 

それが、『KTSのTi‐Reinforcement』と呼ばれるチタンでできた補強材です!

 

トラスロッドの横に2本組み込まれ、

湿度や温度の影響にも強く、変形する圧力がかかっても、曲がりにくくなる代物です。

 

この『KTSの補強材が入っているギターを買いたい!』いう方も、ちらほらいるくらいなんですよ!

☞KTS 公式サイト

 

 

ギターに関する知識はこちら

☞ギター カテゴリーの記事一覧