楽器文庫

ギターやドラムなど楽器に関わる記事をつらつら書いています!

ギターペグ(糸巻)だけでもこんなに深い!マシンヘッドってなに??

 

ギターの音を構成している要素に、大きい所でボディ材や、ピックアップの種類、弦などたくさんあります!

その中でも弦だけで弦の長さ(振動する弦の長さ)や弦の材質、張力など、影響を与えている要素は数知れません!

 

その弦と密に関わっているのがヘッド側についているペグです!

今回はその『ペグ』について掘り下げていきましょう!!

 

目次

 

 

 

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ペグ(マシンヘッド)とは

 

『ペグ』というのはヘッドについている弦を巻きつけ固定している部分のことを差します!

日本語で『糸巻き』と呼ばれ、『マシンヘッド』なんて呼び方も存在します!

 

 

『ペグ』というのはもともと『木栓』という意味で、今でこそギターは金属のペグが主流ですが、昔は木のペグが当たり前でした!

 

当時はテーパー加工(先が段々細くなっていく加工です)を施した『木栓』に弦を巻き付けて、ヘッドに空けた穴に差し込み固定していました!

(テーパー加工をした代表作に『テーパードパンツ』などがありますね!ウエストが太くて足元がシュッとした細めのズボンです!)

 

今でもヴァイオリンや三味線、チェロなどは金属を使うことなく木栓を用いた上のような仕組みで弦を固定しています!

 

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木栓

 

しかし今のエレキギターにはもう金属製のペグしかありません!

それは金属製のが固定力が高いからです!エレキギターなどに張られている弦はヴァイオリンなどに比べると張力が強く、木栓では抜けてしまうのです。

 

金属製ペグの仕組み

 

金属製のペグの仕組みは『ウォーム・ギア』という機構が使われています!

 

ウォームギアは、ねじ歯車(ウォーム)とそれに合うはす歯(斜歯)歯車(ウォームホイール)を組み合わせた機構である。

出典:Wikipedia

 

これはいろいろなところで用いられる歯車機構の一つで小さくてもちゃんと働いてくれます!ウォーム・ギア機構の導入により張力が強くても、耐えることができるようになり、より安定して音が出せるようになりました!

 

『マシンヘッド』という呼び方はどちらかと言うと金属製のペグに対して使われているイメージですね!

しっかり固定できるかできないかでチューニングの安定度が大きく変わってきます!

エレキギターでは、シビアな音の変化が昔から求められており金属製が主流になっていきました!

 

ストリング・ロック・システム

 

今ではストリング・ロック・システムなんてのも増えてきました!

弦をナットの部分でロックしてしまうことで、マシンヘッドが与えるチューニングの安定度への影響はなくなります!

 

 

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ロックナット

ロックナットトップロックと呼ばれるこの部分は、3個の『プレッシャーパッド』(画像の金属部分)と『プレッシャーパッドボルト』(画像の黒いネジ)によってしっかり固定することができます!

 

チューニングする際にロックナットを外さなければいけないのは面倒ですが、ブリッジ側に多少ですが弦の張り具合(チューニング)を調整できる機能の付いた『ファイン・チューナー』がついています!

 

ペグ(マシンヘッド)を作っているメーカーはシャーラー社やグローバー社、ゴトー社などが有名で『オープングローバー』や『マグナムロック』など独自のペグが数々出てきています!

 

『マグナムロック』などは、ロックタイプのマシンヘッドというタイプで、これは弦を巻かずにロックする方式です。

巻かれた弦ですらチューニングを不安定にする要素であったため、ほぼ弦を巻かなくても固定できるロックタイプはチューニングが安定しやすいのです!

 

ちなみにペグのこの部分は『ペグポスト』と言います!

弦によって高さを調節できたりします。

 

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ペグポスト

ギターのパーツをもっと知りたい方はこちら↓

www.ame-fure.com

 

 

 ヘッドレスギター

 1981年にスタインバーガーという楽器メーカーがヘッドレスギター(ヘッドのないギター)を発売しました!

 

見た目がまずすごい!!

 

なんだかギターではないようなそんな存在感を放っています。。

ヘッドレスはチューニング機能が(ペグだったはずの)ブリッジ側に移動しています!

 

こんなトリッキーな楽器も続々出てきています

ネックが2本あったり、ボディの形が飛んでもなかったり

まだ見たこともないような楽器があると思うと面白いですよね!

 

楽器屋さんで、一度探してみて下さい!